Sor Op.35のつづき(2) [演奏]
Op.35のエクゼルシスを手初めとして,フェルナンド・ソルのギター曲をミーントーン・フレットで演奏しています。
ソル以外も手当たり次第に弾いてみているので,(どの曲も)なかなか録音するレベルには達しません。24曲からなるこのOp.35は美しい小品の宝庫です。もう少し弾いてみたくなりました。
今回おおくりするのは,No.17と18です。
No.17はニ長調。もちろんミーントーンでばっちりの調です。演奏が少しツマヅキ気味ですが,本来ソフトで品の良い曲想です。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
次のNo.18はホ短調。ギターの最も得意とする調ですが,ミーントーンでは響きに本来の輝きがあると思います。
中間部の和音は以前弾いた時は無意識にアルペジオにしていたのですが,今回は手が普通に弾いています。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
良いですね良いですね、「もちろんミーントーン」って表現も最高ですよ(笑)。Enriqueさんが日に日に開放的な感じになって行くのが伝わってきて、当方としても凄く嬉しいです。
そろそろEnriqueさんも各所の「公共投稿所」に「世界発信」されても良い頃合いではないでしょうか。(ま、放っておいてもその内そうなるでしょうけど(爆)・・・そのくらい魅力的だと思いませんか? ミーントーン&純正3度って)
by koten (2011-03-08 22:22)
追記:
現在、外国のサイトで音律論やピッチ論を検索しているのですが、どうも528Hzというのが良い周波数みたいですね。で、この周波数が出てくる各種調律法のAのピッチにつき計算したいと考えています。mixiの例の日記にサイト情報とか書いておきましたので、コメント等いただけると嬉しいです。宜しくお願いいたします。
by koten (2011-03-09 07:27)
kotenさん,nice&コメントありがとうございます。
Sorの広い意味の練習曲だけでも100曲以上あり,なかなか網羅するのは大変です。少なくともOp.35はそろそろもういいかなと。
>日に日に開放的な感じになって行く
アハハそうならいいのですが!クラギやる人は控え目な人多いみたいですよ。
世界発信については,古典音律ではないのですが,以前タメシに公共の投稿所に演奏を上げたところ,アメリカのプロと称する輩から,非常にシツレイな書き込みがあり,激怒してもろとも全て削除して休止しています。目障りなら視聴しなければ良いだけなのに,色々難癖をつけてバカにしておりましたね。この手のを気にしていても仕様がないのですが,少しトラウマになっています。
by Enrique (2011-03-09 11:41)
追記に関してですが,やはりネット上は玉石混淆ですから,バッタモノ(マッドサイエンス)にはまらないよう注意が必要です。
他の方のコメントにもありましたように,周波数の数字自体には意味は無く,これは便宜的な数字です。周波数[Hz]のもとになる1秒の定義に絶対的な意味はないので,当然[Hz]の数字に意味はありません。ちなみに専門分野では周波数[Hz]ではなく角周波数[rad/s]を使いますがこれには円周率が入ります。便宜的に決められた周波数[Hz]の数字云々は,全くおマジナイの域ですので,それを書いているページは信用しないのが得策です。
やはり基音を1において,その整数比で考えるのが音律の基本のはずです。その上で,適宜ピッチ周波数を掛け算するのが正しい考え方ですね。
by Enrique (2011-03-09 12:13)
どちらも素朴な感じが素敵な曲ですね。
音の数が少ないので、より響きの美しさが重要だと感じました。
ピアノだと、音が少ない初心者向けの曲は、よほどセンスよく弾かないと「お子様向け」にしかなりませんが、ギターはオトナっぽい雰囲気があるのでいいですね♪
by REIKO (2011-03-10 07:32)
REIKOさん,コメントありがとうございます。
これギターでは中級程度の曲で,いい大人が弾きます。
特に1曲目の方は前回の2曲とともにセゴビアが再編した20の練習曲の中にも入っております。
そうですね,センスですね。プロの模範演奏でも(だから?)ツマラナイものがあります。これは響きの良さ(のみ)で勝負ですね。
by Enrique (2011-03-10 13:21)