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Carcassi Op.60-7 [演奏]

Carcassi演奏を再開しました。
何曲かは昔弾いた曲があったのでやりやすいかな?と思って始めましたが,これは大変です。録音すると演奏を客観的に見られるのが大きいようです。独奏だと,文字通り独りよがりになっているというか,まあ自己陶酔ですね。少しクールになって,演奏時も客観視できること。これが録音の大きな目的だと思います。

やはり,練習曲は沢山練習して,その曲のねらいがはっきりマスターできるまで続けないといけません。急場づくりではいけません。しかしこれは,自分の練習ですので,恥をしのんでもう少し続けてみます。

私が人前で弾くことは多くありません。いきおい,色々な問題が発生します。大きくは以下のようなことでしょうか。
(1) 人前演奏であがる。平常心保つのが大変。
(2) 人前演奏レヴェルに仕上げる曲が少ない。

(1)は共通課題で,
ヴァイオリンでは有名な本がありますし,色んな楽器,スピーチなどであがらない方法などに関する本は山ほどあります。ヴァイオリンのは立ち読みしてみた印象では,大体言われているようなことが載っていたように思いました。本ブログの開始目的がこれにあったといっても過言でありませんし,やはり本ブログ開始のきっかけになったやーさんのブログにも,現在もう一つの趣味であるテニスのそれからもメンタル面のもっていき方に対するアプローチが展開されています。
receiving modeでなく,giving modeでないといけない。というのがギター教育者・デヴィッドライスナー氏のページにありました。
「練習は本番のつもりで,本番は練習とつもりで」という金言もあります。
しかーし,我々にはそんなgiving modeを多数回経験する場がありません。大都市圏ならば同好の仲間うちで可能でしょうが,地方ではなかなかそうもゆきません。そうそう,それで,もう言われなくなりましたが,ネットは地域格差を無くしたといわれたじゃないですか。はずかしくはありますが,恥を沢山かくのも経験のうち。ブログで演奏公開というのは,かなり良い訓練になりそうな気がしてきました。

(2)に関しては特にクラシック・ギター曲ではやさしめの曲でも初見がききにくいので,よく暗譜した上で左手の指板位置や場合によっては右手位置の目での確認も必要になってきます。

今回は,前置きが長くなりました。
今日は第7番ホ長調Op.60-7。和声進行をよく覚えないと,どうしてもミスが増します。


タグ:Carcassi
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nyankome

>ブログで演奏公開というのは,かなり良い訓練になりそう
UPするために録音するとなると、集中して演奏するので、それだけでもよい練習になります。
カルカッシのOp.60、難しい曲が多いので、毎回凄いなぁと思いながら、楽譜を見て聴かせて頂いています。
by nyankome (2010-07-15 00:59) 

Enrique

nyankomeさんnice&コメント,ありがとうございます。
譜読みも済んでない様な演奏です。脱力が必要なのですが,よく弾きこまないと力が抜けませんね。
私の楽譜(CD-Sheet Music)は少しいい加減で,明らかな音のマチガイもたまにあります(私の読み間違いと)。何曲かは昔のNHKテキストをひっぱり出していますが,こちらは大分弾きやすいですね。
by Enrique (2010-07-15 08:13) 

やーさん

向上心の固まりのような人なのですね。感心します。
もう40年以上も前の学生のころ、2年近くギターを弾いていたことがあります。ちょうどカルカッシの20の練習曲の最初の数曲をやっていたころに、偶然に渡辺範彦さんのレコーディングを聴きました。私には現実を知らされた衝撃的な出来事でした。それ以来ギターは弾かなくなりましたが、この練習曲は、あのころの何も見えていなかった自分を思いだして、ほろ苦い気分になります。
by やーさん (2010-07-15 08:41) 

Enrique

やーさん,おほめいただき,ありがとうございます。
休日は練習時間取れることも多いですが,平日遅く帰って,食事して練習・録音はかなりきついですね。ビールを一杯ひっかけてやると,アルコールが抜けるまでダメですが,その前に寝てしまうことも多いですね。
この曲,全然弾いたことが無かったので特にヘタです。渡辺さんの演奏も聞いたことありませんでした。曲にはそれぞれの人の思いが詰まっているのですね。カルカッシは正式なレッスンを受けたこともなく,現在も独学状態です。何曲か弾いてみて,せめてもう少し力みなく,たんたんと弾けるとよいという感触を持ちました。
by Enrique (2010-07-15 09:20) 

Cecilia

ブログでの演奏公開は恥ずかしいですが自分の向上のための励みになりますよね。
以前は絶対に公開しないつもりでした。
・・・というのは自意識過剰になっていたせいですが・・・。
普段えらそうなことを書いていても所詮この程度かと思われるのが嫌だったのですね。
それに多くの方は当たり障りのないことを書いてくださるでしょうけれど、変な輩に変なことを書き込まれても困るというのもありました。
今もこんな変なものをアップしてどうする・・・という思いはあるのですが、かといってそうでもしないと演奏で交流できる機会はないため、アップしています。
ただし、声楽はやはり自宅録音をアップするのはきついし、楽器だとミスをしないようにということを心がけるので”守りにはいった”演奏になってしまいがちだなと思います。

Enriqueさんのギター、私には非常に模範的に聞こえるのですが・・・。
by Cecilia (2010-07-15 10:01) 

Enrique

Ceciliaさん,nice&コメントありがとうございます。
自分である程度満足の行くものと思っていると,出来ませんね。
Ceciliaさんの口笛に刺激(笑)されて,頻繁に録音を上げています。
演奏の問題と,録音そのものにも気を使うので大変ですね。少し宅録も研究してみます。
by Enrique (2010-07-15 12:47) 

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