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妻の同級生のことなど [雑感]

科はちがうが妻の音大の同級生に有名国際コンクールで優勝した人がいる。実習でピアノ伴奏したかもという。

あの人そんなすごい人だったのー。そう言うことは,いろんな分野でありそうだ。

芸術分野は厳しい。特に食べていくのが。妻と同じ科の親友たちもみな家庭の主婦をやっている。
よく,理系は大変な割にソンだから子供にはすすめない??という話を聞くが,芸術系はもっと大変そうだ。
音大出て,どれだけの人が音楽系の仕事に就くのだろうか?

小さい時から,少しでも良い先生につけてレッスン受け,もちろん才能はないといけないのだが,入学後も学費等々かさむ。どれだけ先行投資に見合うのだろうか?いわば,ハイリスク・ローリターンの投資だ。常識的な人はしないだろう。だからか,音楽系への進学希望者は減っているようだ。不況が続けばなおさらだ。しかし,子供たちに好きなことにうち込ませてやるのも,重要なことだろう。

沢山の文系理系学生たちが「就活」なるものに走って何十倍もの狭き門に挑む。では採用する企業側は厳選・よりどりみどりなのかというと,必ずしもそうではなくて,ある分野の技術者などは慢性的な不足で充足しない。大手企業はずいぶん前から中国人やインド人の技術者を沢山抱えているという。「就活」が盛んになっても,学生当人も求人企業も大学もどこも有り難くない。繁忙なのは仲介業者のみだ。

妻の話に戻そう。妻は曲がりなりにもピアノ弾きながら子供3人育てているだけでもヨシとしよう。

気がつけば 世界で活躍 同級生
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nyankome

ウチの師匠も留学から帰ってきたときには本当に仕事がなかったそうです。もっともリュート奏者は数が少ないので競争率は低いわけですが、需要も少ないので大変そうです。
芸術分野は、それだけで生活していけるひとはほんの一握りなのでしょうね。
by nyankome (2010-05-28 00:38) 

Enrique

nyankomeさんnice!&コメントありがとうございます。
日本では芸術家,科学者,技術者の地位が相対的に低いのではないでしょうか。それなのに例えばチケット代は高い。むしろ仲介など関連業務のほうがいい商売になるのでしょう。大学の学科編成も世の中の需要とは必ずしも一致しないようですね。演奏だけで食べてる人ってほんの数えるほどでしょう。教えるのがメイン。それすら厳しいわけですが。
by Enrique (2010-05-28 01:08) 

yablinsky

需要と供給の関係ですからね。うちはレッスン代、CD、コンサートなど芸術にお金を払っている方ですが、やはりPCや車など通常の工業製品(理系のお仕事)への出費の方が多いですね。皆が出費しないとやはり芸術家は食べていけないということでしょうね。
by yablinsky (2010-05-28 07:21) 

Enrique

yablinskyさん,nice!&コメントありがとうございます。
そうですね経済原理なので致し方ありません。変な保護や規制があっても困るわけですが,クラシック系は大変。ラフォルジュルネの様に沢山の人を集めるのが得策なんでしょうね。
by Enrique (2010-05-28 07:42) 

Cecilia

趣味でやるのが一番楽しいように思います。
たくさん稼いで投資するのが良いでしょうか。
趣味だからこそ純粋に楽しめる部分もありますしね。
音大側も学生を集めるためにいろいろ頑張っているようです。
by Cecilia (2010-05-28 21:14) 

Enrique

Ceciliaさん,nice!&コメントありがとうございます。
好きなことをやれるのがこころの豊かさなのだろうと思います。幸い妻は趣味程度で,へたに稼ぐより子育ての方が重要と考えていて,私の収入で何とか食べています。子供を預けて働いたってマイナスになってしまいます。音大などの芸術系志願が減っているということは,子供の減少もありますが,やはり社会に,音楽に投資する余裕が無くなってきているせいだと思います。音楽では稼げませんので。音大も生き残りに必死でしょう。
by Enrique (2010-05-28 22:10) 

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