取り組んでみた曲(モンポウ/コンポステラ組曲~クーナ) [曲目]
この曲に関しては昨年9月に書いたが,プレリュードでストップしていた。
取り組んだのが数年前になり,記憶を引っ張り出すのに時間が掛かりそうだ。今回は第3曲クーナ(ゆりかご)。
サラベールのセゴビア編「コンポステラ組曲」,第3曲「クーナ」冒頭
第3曲はクーナ。まず,取り組んだサラベールのセゴビア版で見てみる。まず,個別に見る前に小節数を確認してみる。アウフタクトを入れずに73小節。ベルベンの新版は84小節である。この差は消したとみられる11小節分である。新版では,消したと思われる部分も書いているが,小さな音符としており,無くても良い部分のようだ。だとすると,実質的には小節数が変わるほどの大きな改作はなさそうだ。
モンポウ?が消したと思われる箇所
クーナ(Cuna)はゆりかご。ゆらり,ゆらりと,心地よく眠くなる。無邪気な世界へと退行していくようだ。この3連符を伴ったリズム音形は最後まで続く。この曲はこの組曲の中でも弾きやすいが,これだけ単独で弾いても?!な曲になってしまいそうだ。
この曲に限らず,この組曲全体において開放弦を表す0が,○になっている。セゴビア編にある変な記号に開放弦を表す意味で〇の中に0というのがあるが,この曲では小さな○だ。この記号はハーモニックスを表す場合もあるので,注意が必要だ。
2010-02-05 00:00
nice!(6)
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