取り組んでみた曲(モンポウ/コンポステラ組曲~コラール) [曲目]
文字通り,静かなコラール。数年前取り組んだのがサラベールのセゴビア版だったが,今回ベルベンの新版を比べて見てみても,そう大きな改作はない様である。
サラベールのセゴビア編「コンポステラ組曲」,第2曲「コラール」冒頭
強いて言えばフレーズを締めくくる2分音符のコードの繰り返し3回分を全て1回づつに省略している点だろうか。これも,手書き譜では少なくともコード2回分の2回目には,斜線で影をつけてあるので,省略してもよいということなのだろう。新版にはそこの部分は小さい音符で書いてある。
最初のフレーズ末のコード2回。2回目は小さい音符で書いてある
しかし,二回目の箇所は手書き譜にそのような指示はないので,順当なら2回やるのが妥当だろうが,セゴビア編は1回のみ。
この部分は手書き譜でははっきりと2回なので,新編ではそうなっている。
この部分は下の終結部分と全く同じ形なので,それと合わせて2回やるのが順当と思うが,セゴビア編では最後のみ2回で締めくくる。
終結部
この曲に関しては,セゴビアの改作は少ないようだ。あるとしても,コードを繰り返すかどうかだけで,練習しなおす必要も無いので,安心して試せる。
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