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バルエコのスペイン組曲 [日常]

20日の朝,NHK-FMのクラシックカフェ(再)で久々に聞いた。アルベニスは今年生誕150周年なので,色々聞くことになるだろう。

こってりした演奏になじんだ耳で聞くと,最初は硬質な感じがするが,どんどん引き込まれていく。本格再開前の十数年前,やはりNHKの芸術劇場のライブ収録で聞いたものだった。その時すでに「アメリカの名ギタリスト,セゴビアなき後のギター界の逸材」と紹介されていた。放送はCDのものだが,殆ど変わらない。いかに完成度が高い演奏だったかがわかる。

アストリアスやグラナダ,セビリアはタコに耳ができている妻も,ちょっと聞きなれない曲(キューバ)などは,「これ良いわ,弾いたら」などと言っている。バルエコの演奏だから良いので,こちらはそもそも,あまり得意ではないのだ。だから,「グラナドスの方が良い」などと言ってごまかしているのである。

再びギターに取り組むきっかけを与えてくれた演奏の一つではあるが,余りにもスバラシすぎて,これを弾いてみようなどどいう気は起こらなくなる,位のインパクトがあった。もちろん,抜粋で何曲かは取り組んだが。ジョンが賞賛し,ピアニストが教えを請いに彼のもとを訪れる。そんな演奏家なのである。


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nyankome

楽譜を持っています。バルエコ編で弾いたのは「グラナダ」だけでしたが、全曲やってみたかったです。
by nyankome (2010-02-08 23:53) 

Enrique

nyankomeさん,nice&コメントありがとうございます。
わたしも,「そのうちやろう」と思ってバルエコ編の楽譜だけは集めていますが,ぜんぜん取り組めていないですね。
by Enrique (2010-02-09 08:07) 

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