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メトロノーム [日常]

機械式のメトロノーム2台ほか電子式1台,他にもスペインで買ったカスタネットやその他もろもろ,音楽関係小物類が無くなった。4年ほど前に自宅を全面改修した際,引越しの行きか帰りかに,多分ダンボール一箱分が消えたのだ。もうとっくに時効だし,おまけに,往復で業者を替えたため,どちらの責任かも分らない。くれぐれも,こういう場合は変えないに限ることが分かった。行きは名の知れた大手業者。その費用を聞いた建築業者がせめて帰りだけでもと,安い地元業者を紹介してくれたのだった。
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買おう,買おう,と思いながら,買わずにきた。2台も3台もあったものを,買いなおすのはしゃくなので,使わないで済ましてきた。妻も娘たちも,割と平気のようだった。特に上の娘は機械的な練習が嫌い。ハノンもチェルニーも途中でほっぽりだして,ドビッシー,ショパンに行った。楽典に至ってははげしい嫌悪感を抱いていた。耳コピが得意で,和声付けも感覚的に出来るようなので,面倒なだけで非実用的な(と彼女が考える)楽典は意味がないようなのである。

基礎練習も楽典もさほど嫌いではないのだが,問題は私に来た。ポンセのソナタ・クラシカの第2楽章,アンダンテ。これがぜんぜんリズムが取れていなかった。リズム感はよくはないが,少なくとも単純な四分音符,8分音符,16分音符くらいは間違うはずがないと思って,適当に弾いていたら,ところどころ間違っていた。特にこのようなゆっくりした曲だと途中でカウントを2倍に間違えているところがある。師に,「メトロノームで合わせてみてください。」と指摘され,ショックを受ける。

私自身もメトロノームで合わせるのはあまり好きではない。メトロノームの間隔が揺れ動いて感じる事がある。これは当然自分の拍節のほうが揺れ動いているわけだ。ギター独奏は文字通り一人で弾くので,自由に弾いても問題ないのだが,拍節は音楽の基本,明らかな間違いはいただけない。しろうとのバイオリン発表会を観て,かなり自由に弾く人が多かった経験がある。ピアノ伴奏の方はうまく合わせていた。ギターは自分で伴奏も入れての独奏なので,リズムの大幅なずれはまだ少ないようだ。

なんとか,メトロノームを用意しないといけない。時報を使うと言う手もあるが,これでは四分音符=60の倍数でしかダメだ。そこでPCでソフトを捜すことにする。iPhoneでも,この手のアプリはたくさんありそうだが,何分所持を禁じられている。Vectorで検索すると,あるわあるわ,39くらいある中から,アート・メトロノームというのを(たまたま)選ぶ。ダウンロードして解凍・実行してみると,広告がどうのと,面倒そうなことを言っているので,やめようと思ったら,インストールは出来ているようだ。早速動かしてみる。
全画面キャプチャ 20091229 165159.jpg
結構いいじゃん。ディスプレイはいまいちだが必要な機能は十分揃っている。他のものと比較するのも面倒である。
全画面に拡大すると,これまた,the simplest.
metronome2.jpg
ウェッブページ上のメトロノームもいろいろあるようで,これだと面倒なインストールもいらない

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