フライシャーの語り(1) [雑感]
先日TVで視聴したレオン・フライシャーの感動がまださめやらない。壊れかけのVHSビデオで何とか録画することができたので,これを繰り返し視聴している。これを順不同で記録する。なお,画像はいずれもNHK-TVよりアナログ・キャプチャしたもの。
ご自身すでに大巨匠なのだが,若い頃ついたシュナーベル先生との関係を回想している。
先生から離れて2年ほどしたころ,10年間教わったことが身についているかどうか不安になった。しかし,教わったことが頭の中でアクセスでき,教わった通りにやればうまく行くことがわかった。そうして,次の2つの新しい発見があった。
「教わった通りにやってみてうまく行かなかったとき,全く反対のことをやってみてうまく行ったとき。」
「ラジオから流れたベートーベンのソナタ22番。先生の演奏は全くすばらしいが,自分ならこうは弾かないと思ったとき。」
それらのときが,先生からの独立のときであったと。(つづく)
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