サンバースト [曲目]
アンドリュー・ヨークの人気作。
村治佳織さんが颯爽とテレビコマーシャルで弾いておられたのは何年前だったろうか。さらにその前NHKのトップランナーに登場され,大江千里と競演した時も弾かれた。CDでは第5作「カヴァティーナ」に入っている。この発売が98年11月だから,もう11年も経つのだ。早いものだ。
変則チューニングで,1弦と6弦をDに下げる。これはアコギではオープンDチューニングというようだ。文字通り独特なオープンな響きがする。慣れないと譜面は読みにくいが,手を覚えてしまえば楽になる。
後半はジャズのジャムセッションを表現しているようだ。もちろん,クラシカルなので譜面に書かれた通り演奏するが,その「のり」は感じていないと雰囲気が出ないだろう。音だけ聞くと,ものすごい複雑なことをしているように感じるが,そこはコンポーザ・ギタリストの作。ちゃんと無理なく弾けるように書いてある。
なお,村治さんのCDには同じくヨーク作のララバイもカップルしていた。こちらは一転してしっとりと,弾きやすい。手っ取り早くヨークの作品を味わうには,こちらも良いのではないだろうか。
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