ギターとピアノのための喜遊曲 [曲目]
C.M.フォン・ウェーバー(1786-1826)のギターを含むオリジナル曲である。
有名大作曲家にギターのオリジナル曲が極端に乏しい中珍しい曲である。ギターを弾いていたといわれるシューベルトですら純粋オリジナルと言える曲は伴奏の1曲くらい(取り組んでみたい曲,およびシューベルトとギター参照)。当時でも,一部好事家の楽器とみなされた面もあったせいだろう。
ソルやジュリアーニの黄金時代ですら,普遍的芸術性を求めることに対する誤解が強かった(現代ギター4月号臨時増刊ソル参照)くらいだから,その後のギター衰退期は本当に悲惨だっただろう。かえりみられないよりは誤解されるほうがまだマシと言うものか。同時代のギター作曲家・コストについては秋の木の葉で書いた。
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