ワルシャワの記憶 [旅行]
今年は海外どこにも行っていないが,最後に行ったのが,昨年9月の2度目のポーランド,ワルシャワ。ケータイをなくして一冬過ぎ,買い変えて忘れていて春になってから,自宅の玄関前の植え込みから発見した。電話機自体は一瞬電源が入ったきり,永遠の眠りについたが,メモリは生きていた。その中に,わずかなワルシャワの痕跡が残っていたので,ここに記録しておく。
旅行記自体は2月に書いた。ホリディ・インがマリオットなどと共に5ツ星の高級ホテルであったことは,その時に書いたが確か最初はホテル・リアルトと言うところが,会場に近くクラシカルで感じよくリーズナブルな価格設定だったので,事前にネットを通して予約したが,値段が倍くらいのホリディ・インに変えられていた。確か一泊200ユーロくらい。朝食別である。当時ユーロ170円近くしていたので,ここに連泊するのは生きた心地がしなかった。で,必死にホテルを探し,1泊のみで早々退散したのだった。
その退散先が,ホテル・ポルトスだった。どうも現地の人たちが使う中級ホテルのようだ。朝食付きで,50ユーロ前後(ズオッティ・ベースだったかもしれない)。市街から少し離れていて,バスかトラムを使わないといけないが,1日乗り放題で9ズオッティ(400円くらい)だったから,安いものである。タクシーを使っても日本円で千円前後で中心部と行き来できるから何の問題もない。大戦に唯一焼け残った離宮で行われたショパンのピアノ・コンサートの帰りは,さすがに街中の高級ホテルの客とは差別され,送ってはもらえなかったが,タクシーを使っても何の問題もない。
食べ物や日常品,公共交通機関やタクシーはまだ安い(それでも2005年よりかなり高い気がした)のに,外国人向けのホテルは異常に高い。4年前使ったMDMは日本円で1万円未満だったのに昨年は軽く100ユーロを超えていた。物価の安い国がユーロ参加で「さやよせ」されるのは仕方ないにしても,ドイツやフランスよりも高いとはどういうことなのだろうか。
まあ,何とか満足できるホテルを見つけたので,そのホテル・ポルトスの泊まり心地を書いておく。ここは外観は悪い。ややつかれたコンクリートの飾り気のない外壁だが,ビジネス・ユースには何の問題もない。室内やバス・サニタリーはリフォームされているようできれいである。アラミス・ポルトス・アトスと3棟並んでいて,ポルトスにのみ1階にレストランがある。ここの食事が価格リーズナブルなのにすばらしい。この記憶を記録しておくのが,今回の目的。
魚料理。マスの料理だったが,欧州マスだったか北米マス(ニジマス)だったか失念してしまった。ローストした上に,アーモンドのスライスなどのあんかけがのった,手間のかかったものだが,これも日本円で1000円前後。
割と気に入ったのが,野菜類のゼリー寄せ。いっぺんに色んな種類の野菜が食べられて良い。
価格はリーズナブルなのに,どれも丁寧に作ってあって味も良い。特に無料の朝食は3000円ほども取るパンとコーヒーのみのホリディ・インの10倍すばらしい。
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