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音楽の理解 [日常]

昔よく言われた,「クラシック音楽がわかる」とか「わからない」とかと言った話ではない。拙宅の家庭経済(なんでも「家政学」のことをhome economicsという)を取り仕切る女性,早く言えば妻に関しての話。

「今年は発表会あるの?」と聞く。「ああ,11月のあの日曜だけど」と,「今年はちょっと遅いのね」とか言う。この辺で済めば,普通の会話でよいのだが,その後がよろしくない。「沢山練習が出来ていいわね」とか,イヤミともつかない。毎回,直前になると,「あんまり発表会前に練習しすぎると良くないんじゃない。」終了後は,「あれだけ練習した割りにはダメだったね。」とか,「止まった時,次が出てこなそうだったから,メロディを歌ってあげようかと思った。」とか容赦ない。

最後の口撃に関しては,「メロディが歌えるから弾けるもんちゃうで」と関西弁で反撃したくなるが,逆に彼女の感覚「メロディが歌える=弾ける」にしておけばよいのかとも思う。能天気に考えれば,私のあがり症を克服させようと言う深慮なのかも知れない。しかし,ほとんどいじめと区別がつかないのである。

妻は私がいないときに練習しているのだろうから,どのくらいの練習をしているのかは良くわからない。チェンバロに至っては,家に楽器が無いから,練習を聞いた事すら無い。私は家で練習するのみだから,妻の聞いているのが私の練習のほぼ全てである。色んな人も言うが,ピアノの人はギターよりもずっと少ない練習量で済んでいるような気がする。音楽をやる妻というのも,総論的には音楽に理解ありと言えるが,各論においては良し悪ししの面はある。

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