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弦の振動姿態(実際の弦の1/4地点を弾く) [楽器音響]

弦の振動姿態(実際の弦の中央を弾く)の続きで,
当ブログ開始当初,理想弦のゆれの簡単なシミュレーション,「弦の振動姿態(理想の弦の1/4地点を弾く)」に対応する高速度撮影である(ただし上下が反対だった)。撮影条件等は前回の「弦の振動姿態(実際の弦の中央を弾く)」同様である。 

やはり,シミュレーションでは弦が角ばって折れるが,実際の弦では,角ばりが鈍い。理想的にしなやかでないことが,シミュレーション結果とのずれの一因であるのは,前回と同様。

それでも,特に2倍音が豊富に出ていることが,弦の形から分かる。
ギターの実音は記譜よりも,一オクターブ低いわけだが,そんなに低く感じられないのは,豊富な2倍音成分のおかげである。実際の音のスペクトルをみると,基本波よりも2倍音の方が大きいことすらある。

弦の振幅が,弾いた反対側でも大きくなること,弦の最大振幅を示す閉曲面が平行四辺形的になることなど,シミュレーションが実際の弦のゆれの特徴を再現していたことが分かる。


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