弦の振動姿態(実際の弦の中央を弾く) [楽器音響]
当ブログ開始当初,弦の振動姿態の簡単なシミュレーションを示した。
「弦の振動姿態(理想の弦の中央を弾く)」である。
今回は,それに対応して,実際の弦振動を,カシオのデジカメ,EX-F1で高速度撮影した。
弦は実際の楽器ではなく,特製のコンクリート枠の一弦琴(モノコード)に張っている。条件は以下の通り。
弦銘柄・種類: ハナバッハ・スーパーロー(黄色ラベル)6弦
弦長:650mm,ピッチ:約82.5Hz
シミュレーションとほぼ対応するはずだが,シミュレーションでは数10倍音迄入れているので,弦が角ばって折れているが,実際の弦振動は数倍音程度の形である。実際ハーモニックスが出やすい楽器でも3F(6倍音)くらいが限界であることを考慮すれば,妥当なものである。実際の弦は,理想的にしなやかでない(曲げに関してかたい)ことが,その主な原因である。
高速度撮影と言っても,使用カメラは民生機。1200フレーム/秒が最高。高音弦は速すぎるので,最も低い(遅い)6弦を用いた。それでも,一昔前なら,ん百万のカメラでしか撮影できなかった映像が十万円程度のカメラで撮影できるのはありがたいことである。
最初はプレイボタンを押してローディングに少し時間がかかる。
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