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脳科学と楽器演奏 [雑感]

将棋のプロ棋士はアマ棋士とは脳の使い方が全く異なるようである。
先週土曜日のNHK教育の「サイエンスZERO」でやっていた。久々に見たテレビだが,興味深かった。

MRI装置の中で,詰め将棋などを高速大量にやって貰いながら,脳の活動を調べるという実験である。
観測イメージより明らかに,脳の異なる場所を使っていることがわかる。アマは大脳新皮質と呼ばれる,理性的な部分を使っているが,むしろプロはアマとは全く異なる,旧皮質?に相当する部分も使っている。羽生名人は一般的なプロ棋士とはさらに異なった部分をも使っていた。

結果の解説はいまいちわかりにくかったが,どうもまだはっきりとした見解は言えないからのようだ。逆に言えば,何でも言えるという状態。現在は脳研究の黎明期らしい。

ギター演奏でも,山下氏に代表されるような異才は,常人とは異なった脳の使い方をしているのだろう。
現在は脳の活動の仕方を観測して,あれこれ言っている段階のようだが,この脳が異なった場所を活用するメカニズムがわかって来れば,より効果的な練習や暗譜の仕方などに展望が開けてくるかもしれない。

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