録音法

現在デジタル録音は容易（むしろアナログ媒体が無い）だし，録音は強力な練習法と記した。
しかし，まだその方法を確立しているわけではない。練習に使うには，以下のような条件が必要だ。

（１）手軽で（録音・再生とも）
（２）そこそこ音質がよくて
（３）保存に心配がない

技術の進歩・録音機器の多様化にかかわらず，上の３拍子揃う方式が存外無いのである。
かつては，マイク内蔵のラジカセという，大変便利なものがあった。いつの間にか，内蔵マイクが無くなり，生録音機能が切り捨てられてしまった。内臓マイクが無くてもマイク端子があれば使えるのだが，それも省略されてしまった。

保存性に関しては，物理的な寿命はあっても，媒体が変わり，かけられる装置がなくなってしまうのが困る。コンパクトカセットはおろか，後継であったはずのMDもあっという間に下火。またMDはデジタル録音だがコンピュータとの相性はあまりよくない。

この十年間でも，
コンパクトカセット　～　MD　～　CDもしくはDVD-R　～　SDメモリ，HDD
などと媒体は目まぐるしく変わっている。

現在ではフラッシュ・メモリ（媒体の規格としてはメモリースティックやSD）に記録する，リニアPCMレコーダが最も条件を満たすだろうか。音質はやや落ちるが，手軽さの点ではMP3レコーダでもよいかもしれない。

写真は，リニアPCMレコーダ。手軽に良い音が録れる優れものだが，欠点がひとつ。ギザの付いた固めの電源スイッチが右側にある。気をつけないと爪を傷めてしまう。

タグ：リニアPCM MP3

コメント 2

私のブログをご覧いただきありがとうございました。
私は神奈川某所のギター愛好家の集まりでよく演奏します。
国分寺クラスタへはごくたまに行きますが、弾いたことはありません。
録音は滞りがちで、次はいつになるかわかりませんが、
今後ともよろしくお願いします。
by てですこ (2009-02-15 15:59) 

コメントありがとうございます。
録音は強力な練習法ですが，一方すごくエネルギーのいることです。
私もいくつかアップできればと思っていますが。。。
それでは，また。
by enrique (2009-02-15 17:03)