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FM放送をMacで録音する [電気音響]

以前なら,放送の音声出力をライン入力で録音機で録音していたものです。
しかし現在は,ラジオ放送はネット上で聴く事ができ,その録音するソフトも完備しているようです。しかし,私が聴くNHK-FMの『らじる★らじる』では,その様なサービスは行っていないようです。

昔のエア・チェックのようなことがお手軽に出来れば良いのですが,何分デジタル・コンテンツでは著作権問題等微妙なのでしょう。しかし,ストリーミング放送では圧縮・伸張を行っているはずで,転送速度は48kbps/ch程度らしいので,音質はオリジナルよりも落ちているはずですし,従来通り個人で楽しむ分には問題ないはずです。Windowsでは色んな便利なソフトが出回っているようですが,この頃は殆どMacに復帰していますので,私の2010年式のMacBook Airでの利用を前提にやって見ました。

まず録音ソフトが必要です。私がふだん録音編集に使うフリーのAudacityを使います。Audacityの説明ページを見ますと,ストリーミング音声はすべて録音出来るとあります。YouTubeの音にしろ,iTunesで鳴らす音にしろ,ラジオ放送の音にしろ,Macのサウンドデバイスを通して鳴る音を,内部でルーティングしてAudacityが入力信号として受け取ってくれれば良いわけです。

その働きをするのが,Soundflowerなるソフトウェアの入出力インターフェースです。これをダウンロードしてインストールします。他にもある様ですが,これを使いました(これは以前の作業なので,詳細は省略します)。標準状態では,Macの入力デバイスは内蔵マイク,出力デバイスは内蔵のステレオスピーカーになっていますので,このSoundflowerをAudacity上で入力デバイスにしないといけません。私はここまでして,放っていたのですが,これで放送を流しながら試しても全く録音は無音です。多分,前回ここで放った模様です。

Audacity上ではSoundflowerは入出力デバイスとしてちゃんと認識できているわけですが,音が出ているという事は,Mac標準の出力デバイスがアクティブなわけで,Macの「アプリケーション」/「ユーティリティ」/「Audio MIDI設定」と言うところで,入出力装置を何れをもSoundflowerに切り替えないといけないのでした。左下の歯車マークを押して設定をします。

Audio MIDI設定


次はAudacity上での操作です。
ここの入出力デバイスもSoundflowerにします。

Audacity設定


これで,全てのMac上で扱う音をAudacityで録音出来るようになりました。
タイマー録音は,Audacityの機能を使います。

タイマー録音2


ちょっと不便なのが,入出力をSoundflowerに切り替えてしまうので,録音中はMac本体からは音が出ない*ことですが,タイマー録音ではむしろそのほうが問題無いでしょう。操作は事前に十分テストしておく必要があります。

後注:

*録音アプリのAudacityの出力をスピーカーにしておけば,Macから音は出ます。
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