弾けないとき [演奏技術]
左指2の先端,ちょうど弦を押さえるあたりを怪我してしまった。
左指先端は硬化はしていないが,丈夫にはなっており,そうそう怪我しない部位なのだが,包丁を研いでいて不注意にも刃先がぶれ,少しえぐってしまった。やはりこれは危険な作業であった。精神集中をしてのぞまいないといけない。別の作業と同時並行などでやっているとこんなことになってしまう。ふだん右手のつめは無意識に注意をはらっているが,左手は無防備だった。
何年も前だが,NHKのトップランナーで,木村大くんが手を骨折した時も弾いていたという話を思い出した。聞き手の方の元女子バレーの選手益子直美さんも,スパイクを打ちつづけて利き腕の方の胸が小さくなってしまった,などの会話に,番組のホストだった大江千里さんが,あきれて,「けわしい会話」とひいていた。
価値観の問題だろうが,大江さんの感覚の方が普通の気がした。
以前出張等で,楽器が無い場合の対処の仕方にも触れたが,今度は目の前にあっても当分弾けない。スポーツ同様,毎日続けるということも重要だろうが,この機会に普段出来ない練習,特に譜読みやイメージ・トレーニングに励んでみようと思う。曲を沢山聞くことも。普段漫然と弾いているだけでは見えない,何かが見えてくるかもしれない。このような期間があってもよいと思うことにする。
2009-06-29 00:00
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まとまった期間の出張でしばらく弾けないときも厳しいですね。
私も楽譜見ながらMental Practiceやります。
by てですこ (2009-06-29 11:33)
コメント有難うございます。楽器を持たずにする練習の時期と納得するしかありません。
ロドリーゴのサパデアードは私も関心は持っていますが取り組めていません。続報を期待します。
by Enrique (2009-06-29 12:21)