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あがりの克服について(4) [メンタル]

場所に慣れるにはリハーサルが重要である。
しかし実際の聴衆を前にしたリハーサルというのは通常できない。
ならば,想像するしかない。

人前での演奏を想像しただけでも,あがる。このことを「想像あがり」とでも言おうか。
「あがりのない演奏」ではなく,いわば「演奏のないあがり」。
「ダメかもしれない」と思っても案外うまくいくこともある。
普段から,この無意味な「想像あがり」だけでも退治しておきたい。

巨匠曰く,「私は今でもあがります」。いい緊張感のことを言っているのか,あがらなければものすごくうまいと言っているのかどちらかであろう。ジョンなどはたいがい録音と同じように弾くので,あまりあがっていないのだろう。
もっとも,アマチュアが陥っている状態とはレベルが違うので,あまり参考にならないかも知れない。

プロになるような人は,「気がついたらあがらなくなっていた。」と言うことなのかもしれない。だから,場数以外,このことに指導・助言のしようも無いのではないか。一度もあがったことがないような人もいるだろうし,強力なあがり性の人もいるだろう。また,のべつ「あがり」といってもその原因や症状にも個人差があるような気もする。

「あがり」関係の論考を始めて,面白いことに気づいた。
当ブログの訪問者数は減っているのだが,閲覧数は結構多いのである。
人前で演奏すると言う機会のない人,あるいは既にあがりとは無縁の人には余り関心のない話題だろうが,それがある人には切実な問題であるからと勝手に想像し,以後,続ける。
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