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イタリア訪問 [旅行]

03年の夏(7月末)学会参加のため,イタリア(ローマ)を訪れた。
ローマ橋.jpg
異常な暑さの夏で,フランスなどで多くの老人が暑さで亡くなったりした年である。
私の投宿したローマ市内の中級ホテルでは電灯の明るさが時々変わる。日本ではとうに見かけなくなった電圧変動である。
ローマ市内ではペットボトルが4ユーロとか,表で食べるジェラートが12ユーロくらいした。

さて,スペインと異なりイタリアの楽器は,あまり有名でないが,何せバイオリンの国。
ギターでも製作家はたくさんいる。
ジュッサーニなど,小ぶりだが重くパワフルで独特な魅力。
その他,タッキとか...その後があまり出てこない。

ここはひとつ,オフの1日を使って,ローマ近辺の工房でも訪ねてみるかと思い立った。
しかし,電話帳をひけども,それらしいものは見つからない。。。
言語にまず苦戦。何分,日本はJでなくGで始まるし,ギターは何と,Chitarra,Cで始まっている。
やっとのことで,2・3箇所目星を着け,トラムと徒歩で出かけるも,同じ地名でも,大きな町名などと地区名などとがあるのか?住所システムがよく分からない。一向にそれらしき場所に着かない。
工房の住所おぼしき所に着いても,単なるアパートだったり,住人に英語で聞いても,「アントニオなら英語をしゃべるけど」とかイタリア語で言っている(想像)のだが,どうも英語とドイツ語の区別も怪しいようだ。
ほぼ1日,ローマ市内を無駄に歩き回った。電車で「~フェルマータ~」は「次の停車駅は~」といっているのだろう。「フェルマータ」しか分からん。音楽関係ではロリン・マゼールの野外コンサートなどやっていたようだが,コミュニケーション力に問題を感じ,テレビ中継?で我慢することにした。

外国人が東京で現代ギター誌を片手にするように,あちらでもガイドブックが必要である。
すでにインターネットは十分普及し,ネットカフェも出てきていたが,言葉の問題はいかんともしがたい。
今ならネット翻訳で少しはなんとかなるかも?

駅の本屋さんで,旧知のO大学のH先生とばったり会う。同じ学会に参加しておられた。
若いS助手を従えているが,何分こちらは単身。半日ほど行動を共にし,ローマの街角で思い出話を暖めることが出来た。しかし,日本人が3人揃ったものだから,格好のスリのターゲットになってしまった。子供連れのジプシー風の女スリに一番裕福そうなH先生が危うくやられるところだった。
タグ:Tokyo Rome italy
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