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クララ・ハスキルのピアノ [演奏家]

クララ・ハスキルといえば,かつて「モーツァルトの再来」と呼ばれた天才ピアノ少女でした。

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<ユニバーサル ミュージック PROC-2287/8>
Klavierkonzert-11 Klavier

Klavierkonzert-11 Klavier

  • アーティスト: Mozart & Scarlatti
  • 出版社/メーカー: Dggwe
  • 発売日: 2001/08/06
  • メディア: CD


7月14日のNHK-FMの「名演奏家ライブラリー」では,彼女の演奏の紹介をしていました。

スカルラッティのソナタから始まって,シューマンのアベッグ変奏曲,そして彼女得意のモーツァルト。最後はショパンとモーツァルトのコンチェルトの24番でした。シューマンでは変奏がやたら速いのには驚きましたが,鈴が転がる様な美しい演奏です。解説にもありましたが,それでいて音楽の骨格がしっかりと描き出されていました。

流石に,これがモーツァルトかと思われるような演奏でした。
ショパンのコンチェルトでは,バックのオケがまるでシンフォニーかの様に大時代的に鳴り響いているのが少々気になったのを除いて。

曲目は以下の通りでした。

「ソナタ 変ホ長調 K.193」
ドメニコ・スカルラッティ:作曲
(ピアノ)クララ・ハスキル
(4分13秒)
<Deutsche Grammophon 00289 479 2343 GB 40>

「ソナタ ヘ長調 K.437」
ドメニコ・スカルラッティ:作曲
(ピアノ)クララ・ハスキル
(2分33秒)
<Deutsche Grammophon 00289 479 2343 GB 40>

「アベッグ変奏曲 作品1」
シューマン:作曲
(ピアノ)クララ・ハスキル
(6分51秒)
<Philips 456 829-2>

「ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466」
モーツァルト:作曲
(ピアノ)クララ・ハスキル、(管弦楽)フィルハーモニア管弦楽団、(指揮)ヘルベルト・フォン・カラヤン
(30分31秒)
<MOZARTHAUS ISM 56/4>

「「ママ, 聞いてちょうだい」による変奏曲 ハ長調 K.265」
モーツァルト:作曲
(ピアノ)クララ・ハスキル
(7分50秒)
<Philips 456 829-2>

「ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21から 第2楽章、第3楽章」
ショパン:作曲
(ピアノ)クララ・ハスキル、(管弦楽)ラムルー管弦楽団、(指揮)イーゴリ・マルケヴィチ
(17分37秒)
<ユニバーサル ミュージック PROC-2287/8>

「ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491」
モーツァルト:作曲
(ピアノ)クララ・ハスキル、(管弦楽)ラムルー管弦楽団、(指揮)イーゴリ・マルケヴィチ
(29分33秒)

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八犬伝

存じ上げないので、調べてみました。
1960年に亡くなったルーマニア出身のピアニストなのですね。
by 八犬伝 (2024-07-15 21:24) 

Enrique

八犬伝さん,
当方も名前を聞いた事がある程度でしたが,今回の番組で認識を新たにしました。前世代の演奏では他の楽器の演奏だと古臭く感じますが,ピアノに関してはむしろ新しい人の演奏よりも当方には聴きやすいです。
by Enrique (2024-07-17 06:31) 

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