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ストレッチとギター演奏の話・補足 [演奏技術]

先日,ラジオで聴いたストレッチの話と,それを聞いてギター演奏にも当てはまる面があると書きました。

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次の週にも続編が放送されていて,そちらも聴きました。具体的なストレッチの方法をラジオでやるというのも何ともなものですが,当方は体のストレッチというよりも,むしろ演奏のための手のストレッチに興味を持って聴いていました。

一点重要な点がありました。
当方の認識で,ギターを弾くために「手を鍛える」という発想はナンセンスで,全くの逆効果と書きました。鍛えるというのは負荷をかけて筋肉を強くする筋トレの意味とすれば,ストレッチは全くの逆です。力を抜いて伸ばすわけですが,どのくらい伸ばせば効果的か?

「痛気持ち良い」くらいがストレッチには有効だと。
「目いっぱい頑張れば良いだろう」と思ってしまう人が少なからずいます。当方もそうしかねません。

伸ばしすぎは逆効果とのことですが,ではその加減はどうやって分かるのでしょう?

プルプルと痙攣したら,それは逆効果のシグナルだと言う事です。
「筋肉が切れてしまうのではないか?」という生体の危険信号のスイッチが入ってしまった事を意味するのだそうです。

だから,プルプルと痙攣するというのは,伸ばしすぎ・逆効果のサインですから,直ちに止めてリセットしなければならないのだそうです。

その話を聞いて,ギター演奏を思い出しました。というよりもそれ前提で聴いています。
特に左手の押さえに関しては,手の拡張が必要な事があります。
「ああ,手が攣りそうだ!」というのは,正しく危険信号です。顔まで苦悩の表情で引きつっています。
これは現在のフィジカルトレーニングの解釈でも逆効果ですし,そもそもそんな状態で音楽がやれるわけがないのです。

これを書いているうちに,もう一つお話のポイントを思い出しました。
運動をやる前に準備運動をするのは世界中日本のみで,海外ではストレッチのみだそうです。運動をやる前の準備運動は間違いだそうです。その理由はかつてベストセラーになった運動学者の書籍の誤訳からではないかとの事でした。

運動のみならず,楽器の演奏にも参考になりそうなお話でした。
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