庭の雑草

妻が神妙な面持ちで「庭のクサを刈って」と言っています。

当方が，「ネジバナが咲いているから，それを見てから。」と言っていると，

「『ネジバナ』ってナーニ？」と来ました。

当方も植物系は詳しくはないのですが，彼女のアタマの植物図鑑には存在すらしない種なのでした。

「蘭科のピンクのかわいい花だよ。雑草扱いするのは可哀想だ。」

と言うと，

「いつも生えてんの？」
と来ました。

当方も乏しい知識を手繰りながら，
「どうも庭にも植物の生存競争がある様で，今年は何かの巡りで背の高いクサなどが生えないので，ネジバナがツンツンと出て繫栄しているようだ」

と，解説になっていない解説。
経験上多い年と殆ど出ない年があります。

夕日を受けるネジバナ。

ネジ部分がまだ半分くらいなので，咲き終わるのにもう少しかかりそうです。

草刈り機でぶった切るよりも良いかと，ハサミで切ってきました。

コップにさしたネジバナ。

コメント 8

私も先日初めてネジバナを見ました。
友人所に散髪に行って、「これな～に？」って聞いて知りました。
仰る通り、ピンクの可愛い花でした。散髪終わって、すぐ写真を撮らせてもらいました。
by 風神 (2022-06-29 15:15) 

風神さん，
荒地とかで生育条件が揃った時に生える様です。知らない人には単なる雑草で，山野草とか好きな方には人気というヘンな草です。

by Enrique (2022-06-29 20:27) 

こんばんは。
庭に生えてくる雑草には、仰るように生存競争があるみたいですね。
今年の春は、カタバミやウマゴヤシの代わりに、カラスノエンドウとスズメノエンドウが茂りました。ポピーも久々に生えました。
今は、マツヨイグサの代わりに、ユウゲショウです。毎年勢力図が違うのも、不思議な事です。
この時期の雑草引きは辛いです。しかしまた、この時期によく伸びるんですよね。
by 枝動 (2022-06-29 21:31) 

枝動さん，
むろん人為的な草刈り行為も生存競争に効いているのだと思いますが，何に有利で何に不利になるかというのが全く分かりません。カラスノエンドウは抜いていますが，時すでに遅しか毎年隅っこの方で繁茂しています。
当家の庭一応芝があるのですが，荒地状態です。
いつ頃からか，エンジン草刈り機で刈っています。
by Enrique (2022-06-29 21:52) 

原っぱで見つけた螺子花を持ち帰って庭の片隅に植えていたのですが、
日照が不足していたのか数年後には消えてしまいました。
現在,庭はフランス菊に占拠されています^^
by ロートレー (2022-06-30 21:01) 

ネジバナと言うと、別名モヂズリで、百人一首の、しのぶもぢずり、を思い出します。珍しい螺旋形に花を付ける野草で、母も好きでした。
散歩していて見つけたりした時、妻と二人でその姿を楽しんでいます＾＾
by アヨアン・イゴカー (2022-06-30 23:26) 

ロートレーさん，
当家のネジバナは自然に生えたもので殆ど見ない年もあります。たまたま生き残って今年のように繁栄する年もあるようです。むやみに刈るのももったいないなと思いながら草刈りを躊躇しています。庭の植物も栄枯盛衰ありますね。
by Enrique (2022-07-01 06:15) 

アヨアン・イゴカーさんご夫妻のように自然状態で観察するのが一番ですね。庭に咲いても価値を感じられない人にしたら，邪魔な雑草。可哀想です。
by Enrique (2022-07-01 06:18)