「デカい黒メロン」とか [雑感]
「その日暮らしか」とか,「めげる」リョベートとか。
ギター弾きだけに分かるジョークです。
むろんタイトルのは「黒いデカメロン」です。
1981年の作曲だそうで,当時はもちろんバリバリの前衛曲。ブローウェルは今でこそ「11月のある日」などでお馴染みの作曲家ですが,前衛の旗手でしたから,これを弾こうなどというアマチュアは余程気合の入った(身の程知らずの)大学のギター部の人間などでした。その連中の間でのジョークが,この「デカい黒メロン」。学生のやりがちな単なる言葉遊びのジョークです。デカメロンはむろんボッカチオのそれなのですが。
だいたい,学生なんて今も昔も「その日暮らし」です。それを述懐している様子?をもじったものでしょうが,もちろんポンセの「ソナタ・クラシカ」が元ネタです。
どれもかなり上級曲です(現在は中学生でも立派に弾きこなす様です)が,極めつけはミゲル・リョベートです。タレガの弟子の中でも極めつけに難しい事をやってくれます。有名なカタロニア民謡集は編曲が絶妙ではありますが,なんとせ難しいです。一見やさしそうな「聖母の御子」などでも初級者は瞬殺されてしまいます。極めつけは,「ソルの主題による変奏曲」。テーマと最初の第2変奏までこそソルの「フォリアの主題による変奏曲」とほぼ同じですが,第3変奏以降は。。。めげる事請け合いです。
補足
メルカリコンサート ギターオーディションの結果が21日に出た様です。20日に予選通過者が発表されて,翌日には最終結果発表でした。予選通過者は1日のうちに東京に呼び出されて,非公開の本選を行ったのだそうです。予選も半ば非公開,本選は非公開で1日で行われた模様です。もっとも身内の選出ですから,どうにでもできるのでしょう。
ギター弾きだけに分かるジョークです。
むろんタイトルのは「黒いデカメロン」です。
1981年の作曲だそうで,当時はもちろんバリバリの前衛曲。ブローウェルは今でこそ「11月のある日」などでお馴染みの作曲家ですが,前衛の旗手でしたから,これを弾こうなどというアマチュアは余程気合の入った(身の程知らずの)大学のギター部の人間などでした。その連中の間でのジョークが,この「デカい黒メロン」。学生のやりがちな単なる言葉遊びのジョークです。デカメロンはむろんボッカチオのそれなのですが。
だいたい,学生なんて今も昔も「その日暮らし」です。それを述懐している様子?をもじったものでしょうが,もちろんポンセの「ソナタ・クラシカ」が元ネタです。
どれもかなり上級曲です(現在は中学生でも立派に弾きこなす様です)が,極めつけはミゲル・リョベートです。タレガの弟子の中でも極めつけに難しい事をやってくれます。有名なカタロニア民謡集は編曲が絶妙ではありますが,なんとせ難しいです。一見やさしそうな「聖母の御子」などでも初級者は瞬殺されてしまいます。極めつけは,「ソルの主題による変奏曲」。テーマと最初の第2変奏までこそソルの「フォリアの主題による変奏曲」とほぼ同じですが,第3変奏以降は。。。めげる事請け合いです。
補足
メルカリコンサート ギターオーディションの結果が21日に出た様です。20日に予選通過者が発表されて,翌日には最終結果発表でした。予選通過者は1日のうちに東京に呼び出されて,非公開の本選を行ったのだそうです。予選も半ば非公開,本選は非公開で1日で行われた模様です。もっとも身内の選出ですから,どうにでもできるのでしょう。
Enriqueさん
これらのジョークは知りませんでした。
by たこやきおやじ (2021-04-27 23:50)
面白いジョークですね。
「デカメロン」は高校の時図書館で借りて読みましたが、高尚な内容だと思ったのにそうではないので驚きました。(苦笑)
by Cecilia (2021-04-28 09:04)
たこやきおやじさん,
昔の学生のオヤジギャグみたいなものですが,一部にのみ流通していたのかもしれませんね。
by Enrique (2021-04-28 18:01)
Ceciliaさん,
元の本は結構な内容のようですが,当方はマジメに読んだことはありません。
曲のほうも,楽譜のみ持っていますが弾いたことありませんね。
by Enrique (2021-04-28 18:12)