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教師のタイプと… [雑感]

ギターではそんなに多くの教師にはついていませんが,大きく分けて2つのタイプがある様に思います。

古いタイプと新しいタイプです。
前者の人は,教えない人です。職人などにあったタイプです。技は盗み取れというタイプです。教えても自分のやり方を少しづつ。もちろん教えるには,技量が要ります。その範囲内でということになります。

古いタイプの人についたが,(自分はそれで苦労したから)やり方を180度変えた人もいれば,教わった様にやる人もいると思います。

ジョン・ウィリアムスは若い頃セゴビアにつきましたが,むろん自分ではその様には教えませんでした。自分のスタイルを押し付けるのは良くないという考え方でした。

単純に新旧で分けられるものでもないと思いますが,伝統的な世界では伝承的教授法も続きます。
教え方の新旧に加え,教える内容にも新旧があります。

ギターの技術は著しく進歩しました。
飛躍的な技術の進歩をひき起こしたのはやはり,技術の新しさに加え,教え方も新しくなって来ているからではないでしょうか。職人の世界でも,「技は盗み取れ」などというのは全滅種もしくは全滅危惧種でしょう。

しかし,生徒の属性も色々です。子供,プロを目指す若者,趣味の大人と。
特に対応が分かれるのは趣味の大人ではないでしょうか?どの先生も一生懸命教えるとは思いますが,たぶんかなり厄介です。

子供やプロを目指す若者の様に教えても,上達ははかばかしくないとするとどうするか。易しい曲を使って,基礎からやり直せば良いのですが,大人にはプライドがあるのでそれも難しい。練習曲や指の練習の類は嫌われます。経験のある大人はイロイロ知識がありますので,有名曲を巨匠の様に弾きたいとなります。

先生もナンチャッテ巨匠の生徒を教えるのは大変です。このような巨匠を目指す人たちが基礎からやって本当の巨匠になるには人生が二度必要です。在世で何とか満足してもらうには,易しい編曲を使うとか,易し目の有名曲を使うとか,まあここも先生のテクニックの見せ所なのでしょう。
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