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コロナ禍での音楽活動 [日常]

収束の目途が立たないコロナ禍ですが,特に舞台パフォーマンスを伴う音楽などの活動は制約を受けてしまいます。

むろん,クラシック音楽の演奏会では,観客は騒いだりもしませんから,コロナ感染の危険性の最も低いものですし,特にギター独奏の演奏では,耳を澄ませて聴くわけですので,それなりの対策をして臨めば,最も感染リスクの低い活動だと言えると思います。

しかしながら,ワクチンが使えるようになったわけでも無く,どうしても自粛ムードは続きます。
経済刺激策という事でしょうか。Go To TravelにGo To Eatも始まりました。
旅行や外食の活動よりも感染リスクが低く,人々に安らぎや癒しや潤いを与える意味でGo To Musicもあっても良いと思います。

オンラインでの音楽活動は続いているものと思いますが,なにぶんリアルタイムの通信では音も画像も良くありません。その点,YouTubeならかなりの音質で画像も4Kや8Kで視聴できます。

既にこの夏のものですが,第一人者・福田進一さんが,YouTubeでコンサートを開いています。
それもラコートとトーレスと言う,19世紀とモダン・エラの銘器を弾き分けて,ソル,ファリャ,バリオス,ポンセを弾いています。特にトーレスはギターのストラディバリとも言われる楽器ですが,福田さんの弾く楽器はリョベートの所持していた3本のうちの1本だそうです。福田さんは,もちろんモダンの奏者ですが,それぞれの楽器を弾き分けた演奏技術も使用する楽器の正統性も全く他の追従を許さないものです。


他の方々も,最近YouTube上でコンサートをやっています*。
例えば,Marcin Dylla。現在私の最も好きな奏者です。ここでバッハの組曲ホ短調BWV996ほかを弾いていますが,途中忘れて弾き直しています。完璧な技術の持ち主ですが,こういうところは人間味があって却って好きになってしまいました。


今となっては大御所,David Russel。彼らしく,クープランの鍵盤曲などを弾いています。

*上のMarcin DyllaとDavid Russelの動画は,直接プレイできない設定ですので,タイトルをクリックしてもらってYouTubeサイト上で再生する必要があります。
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コメント 4

たこやきおやじ

Enriqueさん

Marcin DyllaのBWV996で弾き直しているのでしょうか。注意力散漫な私には、何度聴いてもどこで弾き直しているのか分かりません。
(^^;

by たこやきおやじ (2020-10-27 09:35) 

Enrique

たこやきおやじさん,
ご覧になっている動画が違うのかもしれません。弾いたことがあるかたなら直ぐわかります。
埋め込んだ動画は,直接は見れないようになっているようですが,
”Koblenz Guitar Festival 2020 - Marcin Dylla
2020/10/14 にライブ配信”
のものです。
ミスを探すような聴き方は嫌なのですが,ドキッとしてしまいました。
アルマンド後半の中間地点で記憶が飛んだ様で,後半の最初から弾き直しています。

by Enrique (2020-10-27 10:44) 

たこやきおやじ

Enriqueさん

"Koblenz"の録画を見ました。なるほど弾き直していました。(^^;
演奏は、上のYouTubeの録画より数段こなれた演奏で一層好感が持てました。

by たこやきおやじ (2020-10-27 11:24) 

Enrique

たこたきおやじさん,
ここに埋め込んだものが"Koblenz Guitar Festival 2020"の動画なのですが,直接再生ができないように設定されているので,タイトルをクリックしてもらってYouTubeサイトに行ってもらっています。
本文に注釈を入れました。
by Enrique (2020-10-27 13:33) 

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