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東京国際ギターコンクールの歴代入賞者について [雑感]

旧聞になりますが,現代ギターの4月号に第60回の東京国際ギターコンクールの入賞者の演奏DVDがついていて視聴しました。この頃は外国勢が席巻していて,日本人が入賞するとニュースになるくらいですが,現在活躍しているギタリストの多くがこのコンクールの入賞者だったりしますので,過去の入賞者の顔ぶれを確認したくなりました。

普通は,主宰している団体のウェブページに掲載があるものですが,同団体のページには,日本最高レベルと言われる同コンクールの歴代入賞者のリストがありません。

ちなみに,東京国際とともに日本三大コンクールと言われる,スペインギターコンクール及びクラシカルギターコンクール(今年度のものはコロナ禍により中止)に関しては,それぞれのページに初回から最新回までの歴代入賞者のリストがあります。これらが普通だと思うのですが。

東京国際の主宰である公益社団法人日本ギター連盟のウェブページに関しては,以前失礼ながら「シュールで怖い」と改善の期待を書いたのですが,現在同ページはアーティスティックとは言えないまでもかなり改善されて見易くはなっていますが,指摘したように歴代入賞者に関する情報が見えません。ネット上を探しても断片情報のみです。Wikipediaでは,「日本ギター連盟」の項目の中に,

東京国際ギターコンクール
1949年第1回ギターコンクール開催。
1954年、1955年、1956年は開催されなかったが、1957年から第6回目を継続。
1982年第25回から、東京国際ギターコンクールに名称変更。

とあるだけです。

一方,Enpediaには,「東京国際ギターコンクール」の項目があり,もう少し詳しい情報が載っていて,歴代入賞者のリストもあるのですが,初回から第27回までのみで,しかもそれらの年度もわかりません。2019年が第62回でしたから,それから遡るにしろ,名称が変わったり開催されない年もあった様ですから,第28回から第60回くらいまでは,ファンのブログや入賞者の個人ページなどを参照しながら考古学の様な作業をしないといけない様です。想像ですが,第1位のみならばいざしらず,第2位,第3位,入賞者までとなると(以前のウェブページの状態から想像するに)記録そのものが無いのではないか?と思われます。

繰り返しになりますが,スペインギターコンクールや,クラシカルギターコンクールでもそれぞれのページにしっかりと歴代入賞者の名前は出ています。例えば,アマチュアのコンクールであるシニアギターコンクールでも名前は出ています。

歴代入賞者の情報は,そのコンクールのレベルを測る上でもかなり重要な情報だと思うのですが。もし情報が消滅してしまっているならば,受賞者や関係者に照会しないといけません。
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たこやきおやじ

Enriqueさん

日本ギター連盟は「小原系」なので、失礼ながら聖子先生をはじめ、悪い意味ではなくテキトーな人が多いと思います。(^^;

by たこやきおやじ (2020-05-27 10:56) 

Enrique

たこやきおやじさん,
ここのコンクールの採点に関しては公平で好感持てますが,記録の保存や事務処理などはラテン系なんでしょうかね。
by Enrique (2020-05-27 14:00) 

アグアド

現代ギターの2017年2月号に主要ギターコンクール入賞者一覧が掲載されています。東京国際ギターコンクールでは、第4位入賞者まで記載されており、1949年(1位 阿部保夫氏)から2016年(1位 D.J.トマジ氏)まで載っています。
by アグアド (2020-05-27 15:15) 

Enrique

アグアドさん,情報ありがとうございます。
現代ギターのバックナンバー確認しましたら確かに載っていますね。
この件は同ウェブページの不備なのですね。そのリストを上げればいいだけなのですが,外観はいくばくかは改善されても,失礼ながら中身のオソマツサはその辺りでも出ていますね。せっかく有名な入賞者が出ているのに,それを載せていないウェブページというのは世界中探してもここだけでは無いかと思いますね。何かポリシーがあるのか?いや単なるオソマツのような気も。
by Enrique (2020-05-30 21:16) 

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