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StewMacのこと [楽器音響]

楽器の調整に関する記事を書きました。

もちいる工具としては,一般の大工道具を使う場合も多いのですが,ギター調整・修理の専用工具は,アメリカのStewMac社がものすごい品揃えです。「そこまでやるか」といったアイデア満載です。

日本の木工具は技を要求しますが,アメリカの工具は合理的で素人でもいじれる様な発想です。ちょうど,家の建て方の日本の在来伝統工法とアメリカ発のツーバイフォーの違いの様なものでしょうか。

少し紹介してみます。
同ページで,例えばfretを検索しますと関係する商品だけで,何と280アイテムも出ています。


しかも,様々なツールの使い方が,動画で紹介されています;Learn(257)。
専用ツールを使えば,自分で出来そうな気がしてきます。

ただ注意しなければならないのは,アコギやエレキが多いという事です。例えばフレットの打ち込みは,ネック外してやれば何て言うことありません。むしろ華奢なクラギのフレット打ち替え作業は,繊細な仕事になります。特にボディ側12フレット以上のフレット打ちは神経使う作業です。しかし,そこはやはり強力なツールが用意されています。

以前製作家さんから聞いたのは内部に突っ張り万力を入れてやる方法でしたが,これを使えば,まずボディを痛める事はないでしょう。

小技の道具としては,日本の畔挽き鋸まであります。フレットやパーフリングの溝などをさらうのに効果的の様です。
便利とあれば何でも貪欲に取り入れます。鋸に限らず鉋にしろノミにしろ繊細な手道具は日本のものがそのバリエーションとともに優れていると思います。むろんメカ的なものはあちらの独壇場ですが。
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