技術改善事項と情報の整理について [演奏技術]
素人といえ(だから?)上手くなりたいので,いろいろと考えます。
昔の会社時代の研修などで,アナタは考えてばかりいるからダメだ。走りながら考えなさい。と言われました。確かにそれが効率の良い処世術なのでしょう。忙しい時は,何とか目の前の仕事を片付けるのに躍起ですが,アレもコレもやらなくてはと思うと嫌になってきます。
アレもコレもというときに最も威力を発揮するのが,情報の整理でしょう。私はあまり得意でないのですが,今ついているプロの方とお話ししていると,話題に関した譜面や音源が,本棚からでもパソコンの中からでも,瞬時に出てきます。何人もいる生徒に対してそれができるのは舌を巻きます。
よほど情報の整理が上手く,きっちりしているのでしょう。
「検索木」というものがあります。二分木とも言いますが情報処理工学などでは基本です。並べ替えや検索を,実際の位置を並べ替えたり総当たりで探していたらトンでもないことです(到底ムリです)が,データベースを作る際にこの木の枝によって各データが紐づけされているので,それが瞬時にできるのです。おそらく整理の達人のアタマにも検索木があるのでしょう。
私は諦めていますが,おそらく暗譜も整理技術のなせる業ではないかと思っています。
暗譜する曲は譜読み段階から,検索木を作っておくことが必要なのでしょう。むろん音楽的基礎のしっかりした人は小理屈をひねらなくても自然にそれが出来るのでしょう。でも,そうでない当方のような人間はああでもないこうでもないと小理屈をひねらざるを得ないという事のようです。
2019-12-09 00:00
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