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散歩でチョウを見て [日常]

お昼に散歩をしていましたら,キアゲハがアベリアの花に来ていました。
小さな花ですが沢山ついていて,蜜が良く出るのか,食事時間が結構長いです。

   
  アベリアの花に来たキアゲハ♂   吸蜜に夢中です。
 
 
 
  口吻の長さを改めて確認する事に。 なかなか吸蜜を止めません。
 

こちらが先に退散しました。
帰りしな,活発に飛ぶ小型のチョウがいます。
ツツジの葉っぱにとまりました。ウラギンシジミです。

翅裏が一面銀白色です。
ウラギンヒョウモンというものもいますが,斑点が銀白色なだけで微妙な色合いです。ここまで見事な「ウラギン」は,ウラギンシジミくらいでしょうか。

当方が子供の頃は,単にシジミチョウ科とされていましたが,その後一種類のみのウラギンシジミ科という分類にされていた時期もあったようです。現在ではシジミチョウ科ウラギンシジミ属に分類されています。

身近に見られるヤマトシジミやベニシジミなどの典型的なシジミチョウとは雰囲気がまるで違います。シジミにしては大型ですし,タテハのような活発さです。

ツツジの葉にとまるウラギンシジミ♂
もっとも,シジミチョウ科の中にはやはり活発なゼフィルスと呼ばれる樹上生活のミドリシジミの一群がいます。これらも,典型的なシジミチョウとは雰囲気が違います。

秋にかけてチョウの種類はめっきり減りますが,ウラギンシジミに加え枯葉系のタテハ類などの越冬するチョウやら,夏眠を済ませたヒョウモン類など個性派の登場でもあります。
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アヨアン・イゴカー

>現在ではシジミチョウ科ウラギンシジミ属に分類され

蝶でも分類が変わることがあるのですね。分類が確立されている者かと思っていました。
by アヨアン・イゴカー (2019-08-28 23:38) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,日本産蝶は蛾などに比べ種類も少ないですし調べ尽くされている様に見えますが,けっこう変わっています。
他にも,例えばテングチョウがテングチョウ科一種でしたが,現在はタテハチョウ科テングチョウ亜科となっているようです。
近年ではDNA解析も参考にするようですが,古典的分類とは相入れなかったり,なかなか分類というのは一筋縄でいかない様で,研究が進むと変わることは大いにある様です。
by Enrique (2019-08-29 08:06) 

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