ディアンスの死 [雑感]
わずか61歳でした。
200年も前のことなら仕方がないと思われますが,21世紀のこの世で早すぎます。
人気コンポーザーギタリストのローラン・ディアンスの死です。先月10月29日,ガンのため早世したとのことです。
私が彼の名前を知ったのは,ギター再開後,人気曲「タンゴ・アン・スカイ」を弾いてみたときからでしょうか。入手した楽譜には,「ロラン・ディエンヌスの『なめし革のタンゴ』」とか書かれていたのを思い出します。7年前にそんな記事を書いていました。彼が何かのパーティーで即興で弾いたものが,図らずも人気曲になったものでした。もちろん,このような特性的小品ばかりではなく,「リブラ・ソナチネ」などメッセージ性のある個性的な楽曲も生み出していました。クラシカルの領域に足場を起きつつも,ポピュラー的なエンターテイメント性を忘れない作曲家だったように思います。そのあたりが,人気の根源でもあったのでしょう。
作曲家ですから,編曲演奏においても生易しいものではなく,何でも弾いてしまいます。例えば,オリジナルが12本のチェロ伴奏で歌われるブラジル風バッハ第5番,伴奏だけでも難しいこれをメロディまで含めて独奏で弾いていました。最初見た動画ではすこし無理があるかなと思いましたが,別の動画では,ずいぶんとこなれていました。今年の4月,こんな記事を書いていました。
ギター界は惜しい人を失くしてしまいました。
200年も前のことなら仕方がないと思われますが,21世紀のこの世で早すぎます。
人気コンポーザーギタリストのローラン・ディアンスの死です。先月10月29日,ガンのため早世したとのことです。
私が彼の名前を知ったのは,ギター再開後,人気曲「タンゴ・アン・スカイ」を弾いてみたときからでしょうか。入手した楽譜には,「ロラン・ディエンヌスの『なめし革のタンゴ』」とか書かれていたのを思い出します。7年前にそんな記事を書いていました。彼が何かのパーティーで即興で弾いたものが,図らずも人気曲になったものでした。もちろん,このような特性的小品ばかりではなく,「リブラ・ソナチネ」などメッセージ性のある個性的な楽曲も生み出していました。クラシカルの領域に足場を起きつつも,ポピュラー的なエンターテイメント性を忘れない作曲家だったように思います。そのあたりが,人気の根源でもあったのでしょう。
作曲家ですから,編曲演奏においても生易しいものではなく,何でも弾いてしまいます。例えば,オリジナルが12本のチェロ伴奏で歌われるブラジル風バッハ第5番,伴奏だけでも難しいこれをメロディまで含めて独奏で弾いていました。最初見た動画ではすこし無理があるかなと思いましたが,別の動画では,ずいぶんとこなれていました。今年の4月,こんな記事を書いていました。
ギター界は惜しい人を失くしてしまいました。
美しい演奏ですが、難曲なのですね。
by アヨアン・イゴカー (2016-11-26 15:49)
アヨアン・イゴカーさん,もともとはチェロ12本の伴奏に乗ってソプラノで歌われるアリアです。ヴィラ=ロボス自身の編曲で,ギター伴奏版もありますが,ディアンスはアリアも含めて独奏で弾いています。コンポーザー・ギタリストでないと出来ない芸当だと思いました。
by Enrique (2016-11-26 21:35)
いわゆるキャッチーな曲を作る人でしたね。演奏するのはどれもムズカシそーな感じがします。
それにしても若い。残念!
by 黒板六郎 (2016-11-27 08:05)
黒板六郎さん,そうですね,私はタンゴアンスカイしか弾いた事がありませんが,どんなに難しいんだろ?と思ってやってみると,そうでもないのですね。ギタリスト作曲家の真骨頂でした。
by Enrique (2016-11-27 15:03)