防音室の検討（続報？） [雑感]
一昨年の秋の続報です。
当ブログをずっと読んでいただいている方でも，お忘れの記事かもしれません。当の私が忘れかけていましたので。
結論を言ってしまえば，「田舎に移り住んで，防音問題は解消した。」ということです。
面白くない結論で，申し訳ありませんが，ある意味それが最も簡単かつ本質的な解決法だったようです。
人口密度高く生活していますと，どうしても他人の音が気になります。刃傷沙汰にまでなり兼ねません。
アメリカのフラットに住んだ時，２階の住人のドンドン踏みならすような足音にカッとなってどなりこんだ事があります。相手は"I'm just cooking !"とか言っていました。中国系住人だったので，炒め物でもしていたのでしょう。しかし，１階の当方も，レンタルのグランドピアノを置いていましたので，あまり文句も言えなかったのですが，ピアノの音に関する苦情はありませんでした。左右がベッドルームで，真ん中のリビングにピアノを置いていました。苦情が来るとすれば２階からしかありえなかった訳です。木造のチープな2LDKでしたが，一区画1,000平方フィートの広さですから，日本式に言えば約28坪。現在の家の１階部と変わりありません。ちなみにそれ以前日本で住んでいた3DKの宿舎は10坪余りでした。壁の厚さもさることながら，何分取っている面積の広さがポイントなのでしょう。
当然音の大きさは音源から離れれば弱まります。遮音が良くなくたって，距離が離れれば弱まります。リビングの左右に２つのベッドルームがあり，それぞれにバス・トイレがついていました。ピアノはリビングの左側に置いていましたが，左右はベッドルームを挟みますし，前方はダイニングやキッチンがあります。こちらの部屋も広ければ，相手側の部屋も広いので，足音などの直接音以外は聞こえませんでした。安アパートでも，プールやテニスコートなどもついていましたので，十分贅沢な生活を送ることが出来ました。
日本の都会で暮らすための防音室の検討話を，すっかり忘れていました。
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