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インヴェンションを弾いてみる [演奏]

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ギターは多声楽器であり,2声,3声の楽曲を弾く事が出来ます。ただし,音域の制約と指板上で実現出来る音の組み合わせが限られますので鍵盤ほどの自由度はありません。近い音同士の2声で,8分音符と16分音符の組み合わせとかは弾けますが,16分音符で同時に動くとお手上げ状態になります。

さて,2声,3声の楽曲と言うと,バッハのインヴェンションとシンフォニアは鍵盤をやる人の中級の必須課題でしょう。これをギターで弾こうとすると,一番易しいインヴェンションの第1番でも難しいです。

ショットから2重奏版が出ていますが,Alfred Music Pub.からKen Hummerと言う人の編曲で独奏版がある事に最近気付きました。練習曲として捉えた場合,やはり独奏がよさそうです。ゆっくり弾いてみましたが,声部を意識して弾けば,2声の練習曲として有用だと思います。



下のプレーヤで再生出来ます。超ゆっくりです。

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コメント 4

アヨアン・イゴカー

このところ風邪が治らず、寒気がしており不調です。やっと、今、少しだけブログを見る元気が出てきたところです。
丁寧に弾かれていて、超ゆっくりではないと思います。2声インベンションは、ギターでもとても合っていて、落ち着いたバロックの雰囲気を楽しむことができました。
by アヨアン・イゴカー (2016-01-11 21:42) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,ご訪問・コメントありがとうございます。
冬なのに暖かかったり,また戻ったりと気候が変なので,体調には良くなさそうです。気持ちの持ちようもまたそれを左右するのだと思います。私は体調不良ではありませんが気持ちの上では沈みがちです。好きな楽器を弾くことでバランスを取っております。 聴いていただき,有難いコメントいただき光栄です。
by Enrique (2016-01-12 12:40) 

REIKO

楽しく聴かせていただきました、ギターでも良い感じですね。
バッハ作品にありがちなことですが、楽器の音色や響きにあまり影響されない、抽象的な要素に彼の音楽の魅力があるからでしょうか。

それで米アルフレッド社ですが、私もピアノ再開してからボロボロ楽譜を買ってまして(笑)、いやもう何から何までものすごい種類の楽譜が出版されてるんですね!
教則的なものからカジュアルな編曲ものまで、古いクラシック曲でも、ヨーロッパの出版社とは異なる独自の校訂版などがあり、解説も丁寧でなかなか実用的です。
ページ数が少ないものが多く、安っぽい中綴じですが真ん中からスパっと開くのも気に入ってます。
耐久性はイマイチかもしれませんが…。
by REIKO (2016-01-12 20:13) 

Enrique

REIKOさん,コメントありがとうございます。
この楽譜じたいはScribdでスキャン画像を入手したものです。全曲ギター独奏用に編曲されているのは驚異的ですが正直なところ厳しいところもあります。鍵盤で弾き易いこの1番などよりも,2番とか15番とか鍵盤では渋くて難し目の方がギターには合っていたりします。そのうちアップします。

by Enrique (2016-01-12 21:17) 

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