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ショックマウントの製作 [電気音響]


レコーディング用のマイクロホンは本体に外部から直接振動が伝わらない様に,ゴムで浮かされて保持されています。高性能なマイクほど低音から高音までしっかり拾いますが,特にマイク台から直接固体中を伝わってくる足音などの床の音は,大きな雑音です。

ホールなどの吊りマイクは,マイク自体良いものを使っていますし,セッティング上も最高なので,ホールで録音する際はあれを使わせてもらうのが一番良いわけです。空中の音振動のみを拾う手だてです。もちろん,音楽収録上はオケなどの録音ならば,楽器(パート)毎にマイクを立てていますし,ギターなどの独奏の録音でも,楽器からの直接音の他にホールの残響をとるのに何本かマイクを立てます。ギターの録音では80Hz以下の音は出ませんから,80Hz以下をカットする考え方もありますが,気分的にはあまりやりたくありません。

そこで,音響的に床の音を拾わない様,ショックマウントを製作しました。
仕組みは簡単なもので,マイクをフローティングするには,やわな輪ゴムなどを使った方が効果は高いと思いますが,すぐダメになるのもなんですから,妻から髪を縛るゴムをもらって,これを使いました。周りの保持部分は,水道管のジョイント部品を使いました。金具もホームセンターのその辺に置いてあったものを使いました。見た目にこだわらない人間ですが,水道管ジョイントのグレーと金属光沢放つ金具が余りにも即物的でレコーディングにも支障を来しそうなので,黒のつや消し塗装をしておきました。


マイクを装着したところです。


録音インフラは整備されたので,あとはコンテンツです。実はこれ,3月に製作済みだったのですが,まだ使っていないのです。
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Hagi

カッコイイ!
演奏にも気合が入りますね。
by Hagi (2014-07-01 21:00) 

Enrique

Hagiさん,ありがとうございます。
これで録音する日はいつの事になるでしょうか。やはり気合いがいります。気合いが入っていないと,ついついお手軽なICレコーダー単体でということになりそうです。
by Enrique (2014-07-01 21:10) 

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