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新装の楽器店で [日常]

何時も使っていた楽器店が新装開店することになり,たまたまついでもあったので新装開店の日に行ってみました。店内がリモデルされ,広々として快適になりました。ステージのスペースもあります。色々な楽器メーカーなどからのお花などが玄関に並びます(持って帰りたいところですが,当地ではそういう習慣は無い様です)。

驚くのが店内を埋め尽くす大量のエレキギターやエレキベースです。壁という壁,平面のスペースと言うスペースにその手の電気楽器が並べ尽くされ,髪の毛を極彩色に染めた若者たちとかが佇んでおります。アコギはおろか,ガットギターもしくはクラシックギターはホンの申し訳程度にある,ごく特殊な種類のギターのようです。いつ頃からか,若者たちの間では「ギター」というと,エレキギターの事を指すようになっているようです。オジサンたちは,「エレキギター」は「ギター」というより「エレキ」と言ったものですが。

「エレキ」というのも,平賀源内の「エレキテル」の様で如何にも古くさい呼称ではあります。だいたい,「エレクトリック」ギターを,「エレキ」ギターと言うだけで,なにかダサーい感じがしてきます。呼称はさておき,エレキギターの隆盛には目を見張るものがあります。シンセサイザー,テルミンと並んで20世紀に発明された3大電気楽器の一つと言われますが,普及・人気度の面で他を圧倒するのではないでしょうか。

オジサンの時代はエレキの楽器が高く,アンプ等の機材も大掛かりなので,そうそうお手軽でなく,ガットギターやフォークギター(今の呼称でアコギ)の方が安くてお手軽楽器だったと思うのですが,今は逆に楽器本体ならばこちらが安いかもです。アンプまでセットになったものもかなり安価で市販されています。とはいえ,「エレキギター」を,何の疑問も持たずに単にギターと言ってしまうのも,どうかと思います。「アンプつながないでも鳴るギターが有るの?」と言われそうな気配です。


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アヨアン・イゴカー

エレキギターは、不思議なことに弾いて見たいと思ったことがありません。楽器であればなんでも弾いて見たい、吹いてみたい、叩いてみたいと思うのに。高校生の時は、同級生の大半がビートルズ好きだったと思います。それが原因だったかもしれません、つまり私は捻くれ者なのでした。
今でも、エレキギターの音は、やはり美しいと感じることはありません。エレクトーンの音も好きになれないように。
by アヨアン・イゴカー (2014-04-27 22:46) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,nice&コメントありがとうございます。
エレキギターの性能は認めますし,元信号は弦が作るアナログなので,純粋な電子音とはちがいますが,これが「ギター」になってしまうのには承服出来ません。
同じ楽器を使ってさえ,音楽により音色は変わりますし,やはり音色と音楽ジャンルの嗜好の差は如何ともしがたいですね。
フルアコとかセミアコとか言われるジャズギターのクリーントーンは割と良いなと思う事はあります。
by Enrique (2014-04-28 07:24) 

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