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ノーテーションソフトについて [演奏技術]

ノーテーションソフト(記譜ソフト)はそう使い込んでいる訳ではありませんが,時々使います。
作編曲やるには必需品です。移調やパート譜の作成にこれほど便利なものはありません。

独奏演奏だけならば,さほど必要有りませんが,部分練習のメカニック練習のために,例えば右手だけの楽譜(開放弦の)を書く場合も有ります。こういう場合は手書きでも良いのでしょうが,キレイに記譜ソフトで書いた方が気合いが入ります。運指を大幅に変えてゴチャゴチャしてきた場合も,楽譜をリセットしてキレイに書き直したくなります。

それから,どう見ても,原譜の書き方が変な場合とか書き込みで直しても煩雑になった場合は白い楽譜を作りたくなります。ギターの楽譜では,声部の書き分けなど手抜きで書いてあるものもあります。そう言う場合は納得出来る形に書き直します。いくつもある版のいいとこ取り(自分の好みに過ぎませんが)をした自家版の作成ですね。

私はそんな程度の使い方なので,ソフトの種類を云々するほどの経験も資格もありません。ただ安いソフトではないですし,入力作業は結構手間ですし,そして何よりもそれに時間かけてられないので,少しでも使いやすいソフトがあればいいなとは思います。

まずFinaleですが,これはいわば楽譜出版界のデファクト・スタンダードです。このソフトには幾つかグレードがあって,以前はフリー版のものもあり,それから使い出しました。これはいわば文字通り楽譜を書くソフトです。私の用途には機能限定版でも十分なはずなのですが,「思った通りに書けないのは,操作を知らないせいか?機能限定版の制約のせいか?ワカラン」というストレス解消のために,フル版を使っていましたが,殆どムダ遣いでした。

ブログを書き出して,ちょこっと譜例を書き出したい用途があり,ネット上の記譜ソフト+楽曲投稿サイトのnoteflightにたどり着きました。このネット上の記譜ソフト,非常に使いやすくて,ちょっとした譜例などぱっと書けて,演奏プレーヤと共にブログに貼付けられますし,譜面を画面コピーして記事に貼付ければ,私の用途には十二分です。FinaleやSibeliusなどのメジャーなソフトともMusicXMLという形式で譜面データやり取り出来ますし,全くもって私には理想的です。数万円するソフトよりも無料のソフトのほうがずっと使いやすいというのは皮肉なものですが。

Finaleは持ち腐れ状態なので,ごく最近Sibeliusも使い出しました。入力作業はかなり楽です。ヘルプはあまり必要ないのかもしれませんが,ソフトのメニューとヘルプで説明されるメニュー項目の語句が対応していないのでさっぱり分かりません(訳の問題でしょう)。Finaleは操作がメンドウなせいかヘルプを見れば一応分かりますが,Sibeliusではメニューから探し出すしかありません。一旦覚えれば早いですが。
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夢笛myu

私も、Finaleのフリー版であるFinaleNotePadから入りましたが、やはりその不自由さに我慢できず、同社のPrintmusicを購入しました。以後ずっとそれを使い続け、もう5,6年になります。Finaleは高価だし、とても使いこなせないと思ったのでFinaleの簡易版ともいえるPrintmusicの方にしました。公開している楽譜や音源はすべてPrintmusicによるものです。noteflightというのも使いやすそうですね。
by 夢笛myu (2012-10-09 21:35) 

Enrique

夢笛myuさん,コメントありがとうございます。
公開譜を拝見して,奇麗に出来ているのに感心しました。ギター譜はPrintmusicで十分書けると言う事ですね。
私がノーテーションソフトで書いた譜面はたかが知れているのですが,Finaleのフル版は確かに制約は無いのですが,ギター譜を仕上げるには私には気の遠くなるような作業です。音符だけならまだしも,記号や運指を書くとなるともうダメです。立派なソフトのはずなのにあちこちバグがひどくその上で毎年意味のわからないヴァージョンアップが繰り返されます。出版のプロの方とかは使わざるを得ないのでしょうが,とてもアマチュアは着いていけないと思い,高い授業料だったと諦めることにしました。その点Sibeliusは大分良心的です。
しかし,一番ラクなのは,ネット上で25楽曲までなら無料で使えるnoteflightですね。最近の本ブログ記事での短い譜面は大概これで書きました。
by Enrique (2012-10-09 23:53) 

アヨアン・イゴカー

finale2010買いましたが、音源として入っている音が聞くに堪えない位安っぽいので、現段階ではやはりYAMAHA のXG Worksでスコアとしても使用しています。印刷する場合には間違いなくfinaleの方が仕上がりが美しいと思いますが、なかなか楽譜を作るために入力する時間を作る気になれない状況です。

by アヨアン・イゴカー (2012-10-12 00:36) 

Enrique

アヨアン・イゴカーさん,nice&コメントありがとうございます。
私は楽譜を書くだけですが,確かにギターの音など,最低に安い楽器の音よりもさらに安っぽいですね。印刷の仕上がりを求める気はさらさらないのですが,やはりもともと記譜専用ソフトなんですね。少なくとも手書きと同程度,もしくはそれ以上の効率がないと入力する気は起きませんね。Siberiusはコピべやアンドゥも良く利くので入力効率はかなり良いです。音源も良さそうですが,ものすごく容量喰うので入れていません。
by Enrique (2012-10-12 22:15) 

夢笛myu

「guitar」音色は楽譜の音価どおりに音が切れてしまうので、ぜんぜんダメですね。そこで私は「harp」音色を使っています。これだと適度なサステインがあるので、Printmusic2010の音色の中ではいちばんギターに近い音だと思います。
by 夢笛myu (2012-10-13 00:02) 

Enrique

夢笛myuさん,コメントありがとうございます。
なるほど,harpですか。記譜ソフトということで期待はしてなかったのですが,ギターの音はピチカート音の様なつまった音で,マジメにギターの音色を再現しているとは思えないですね。
by Enrique (2012-10-13 08:13) 

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