NHK-FMで有田夫妻を聞く

11日のNHK-FMのベストオブクラシックで有田正広氏のフルートと奥様の千代子さんのチェンバロの演奏を聴きました。

北海道恵庭市での公開収録だったようです。プログラムは以下の通りでした。

“ターフェル・ムジーク”第１集から　第５曲　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　“ソナタ　ロ短調”」テレマン作曲
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１１分４０秒）
「ソナタ集“忠実な羊飼い”から“ソナタ　第６番　ト短調”」　
　　　　　　　　　　シェドヴィル作曲（伝ヴィヴァルディ作曲）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（８分００秒）
「“１２のリコーダー・ソナタ”から　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　“ソナタ　ヘ長調　作品１の３”」ルイエ作曲
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（９分５０秒）
「フルートとチェンバロのためのソナタ　ロ短調　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　ＢＷＶ１０３０」バッハ作曲
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１８分１０秒）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（フルート）有田正広
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（チェンバロ）有田千代子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「無伴奏フルート・ソナタ　イ短調」　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ作曲
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１１分１０秒）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（フルート）有田正広
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「フルート・ソナタ　ニ短調　作品２の２」　　　　ブラヴェ作曲
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１１分００秒）
「フルートと通奏低音のためのソナタ　ＢＷＶ１０３４」　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バッハ作曲
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１４分００秒）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（フルート）有田正広
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（チェンバロ）有田千代子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
＜アンコール＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「フルートとチェンバロのためのソナタ　変ホ長調　　　　　　　
　　ＢＷＶ１０３１から　第２楽章“シチリアーナ”」バッハ作曲
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２分２０秒）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（フルート）有田正広
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（チェンバロ）有田千代子

妻が「今日聞き逃してはならない」と，気合が入っていました。残念ながら私が帰宅したころには既に中盤に差し掛かっていて，バッハ「フルートとチェンバロの為のソナタ　ロ短調　BWV1030」の途中でした。録音は出来なかったので，なるべく聞きました。

バッハのフルートソナタは大体CDなどで聞いていてどれもおなじみの曲です。しかし今回の発見は，エマニエル・バッハの無伴奏ソナタでした。初めて聞きました。ラジオの案内では「有田正広のフルートと有田千代子のチェンバロ」との案内だったので，無伴奏曲をあえて伴奏するのかな？とちょっとナゾでしたが，文字通り正広さんだけの演奏でした。終わりにも，同じアナウンスだったので，ちょっと違和感を覚えました。

さておき，エマヌエル・バッハの曲はやはりお父さんの曲よりも天衣無縫さが感じられました。低音の連打などもあり，何かギターで弾いても合うような気がしました。

BWV1034ではどすの利いた音色などが聞かれ，「どきっ」とする魅力でした。最近あまりフルート聞いていないですし，台所のラジカセで聞いていましたので，音が良くありませんが，あの音色変化などからして楽器はモダンフルートかもしれません。

アンコールは有名なBWV1031の「シチリアーナ」でしたが装飾等，やはり新鮮でした。

コメント 2

聴いたことがあったかもしれませんが、有田夫妻の演奏、じっくり聴いてみたいです。
J.S.バッハが好きですが、C.P.E.バッハも結構好きです。
by Cecilia (2011-01-12 18:08) 

Ceciliaさん，nice&コメントありがとうございます。
妻の関係です。古楽のリーダー的な方々ではあるようですね。
C.P.E.バッハはあまり聞く機会がなかったので，興味持ちました。演奏するとなると，やりたい曲沢山なのに時間が。。。となりますね。
by Enrique (2011-01-12 20:46)