武満編曲バルエコ運指ラストワルツ

武満の「12の歌」の編曲が1970年代だった（NHK「ギターをひこう」で荘村さんがどれか弾いたのを聴いた記憶がある）と思うが，1983年に編曲されたのが，こちらだ。やはり近年，日本ショットからバルエコの運指で出版された。

入手だけしている譜面

武満徹:ラストワルツ ギターのための(SJ1118)

• 作者: 武満 徹
• 出版社/メーカー: 日本ショット
• 発売日: 1998/12/10
• メディア: ペーパーバック

楽譜冒頭。全てスウィングして弾く。

村治佳織さんのDecca移籍第一弾Transformationにも収められていた

武満の，ジャズのようでもありわらべ歌のようでもあり文部省唱歌のようでもある不思議に透明感のあるサウンド，「小さな空」とも共通するものがある。バリオスの「郷愁のショーロ」を好んだのがわかる気がする。

弾くのは．．．やっぱり，聴くのが一番の曲だ。

タグ：武満 ラストワルツ

コメント 2

はじめまして。クラシックギター3年目のルーキーです。
武満徹編曲のLastWalz良い曲ですよね、弾きたいなと思い調べてこちらのブログに辿り着きました。この楽譜は現在絶版で入手できないようでヤフオクやメルカリで探しても全然出てきません。涙
by あまのっち (2024-04-05 13:45) 

あまのっちさん，
当方ギター歴半世紀ですが，アマチュアで武満編を弾きこなす人を見た事がありません。楽譜がぱーっと売れる事がありますが，まともに弾けているとは思えません。楽譜を持ってい（ていつでも弾け）るという充足感でしょうか。
記事の「12の歌」は最初出たのが1970年代ですが，再版は1998年12月でした。
by Enrique (2024-04-07 06:37)