ヴィヴァルディの四季から [雑感]
日本で最も人気の高いクラシック曲であり,パッヘルベルのカノンと双璧である。
「春夏秋冬」各3楽章づつ。12曲の組曲のようなもの。ヴィヴァルディ得意の合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)。昔はイ・ムジチの演奏が定番だった。
日曜の朝,「バロックの森」で,これの「春」を歌で歌っている。ああーこういう編曲もあるのかと思いながら,聞いている。調が違う気がするが,もうろうとしているので,さだかではない。
曲が終わって聞いていると,ヴィヴァルディとは言っていない。何々?「コレット作曲・主をたたえよ」だそうである。あれれ?説明があったのかもしれないが,聞き逃した。ちょっと引っ掛かるので,ネットで調べてみる。ミシェル・コレット(1707-1795)はフランスのオルガニスト・作曲家だそうだ。作曲家名を全く知らなかったが,ひょっとしたら,この曲の歌への編曲?で名が知られているのではないかとも思った。
立場は逆だがベートーベンの変奏曲でその名を知られるディアベリ,タルレガの編曲で知られるアラールやマラッツなど,忘れ去られながらも,有名作曲家の作品の中でその命脈を保っている作曲家がいる。
ずいぶん前の映画「アマデウス」でのサリエリといい,ひょんなことで名前が残る作曲家には色々なパターンがあるものだ。
コメント 0