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アルハンブラ宮殿の思い出(3) [曲目]

Alhambra Granada by lobylab.jpg後年やり直してみて,昔かなり弾き込んでいたつもりだったが,そこは独学のかなしさ,いい加減なところが多々あった。ひとことでいえば,左右の確実性と柔軟性・連携性だろう。かつては左手をコードパターンで押さえて右手で弾くという感覚だったが,やはり左右の連携が重要だと言うことに気づいた。左手の押さえをメロディ等の動きに合わせて柔軟に変えないといけない。右手は同じパターンだから,左手の押さえにばかり気がとられていたきらいがあったが,親指が何弦をとらえているかの明確な意識が必要である。独学時代は左手さえ押さえられれば,右手は自然に弾けるつもりだったが,実は右手が良く弾けていなかったようだ。また,この曲に限らずだが,独学時代についた右手のフォームを矯正するのに結構苦労した(今最良かどうかはあやしいが)。

Alhambra Granada by robylab with CC License Attribution

右手の確実性を上げるため,最初トレモロをやらず,imaを弾く弦においたまま,伴奏のみを弾くと言う練習をした。さすがに,独学時代はそのような練習はしなかった。ある程度弾けるようになると,メロディに気持ちが行きがちだが,伴奏とのバランスも重要である。とくにこのような曲は,p指一本で,ベースとアルペッジオを担っているので,そのコントロールは重要である。p指一本で,けっこうな仕事をしている。これだけでも曲になる。それとやはり,フレーズの終わりにつく「スペイン風こぶし」の処理をどうするかである。この部分amiを何事もなくamで止めるは困難なので,mをかるくアポヤンドするなどの工夫が必要だろう。

あとスピード。いい加減に速く弾いてもしょうがないのだが,余りに遅いとメロディとしてつながって聞こえない。またトレモロの粒が揃っていれば,ゆっくり目でもつながって聞こえる。

アルハンブラはとりあえず,このくらいにする。


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