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アランフェスその後(1) [演奏技術]

やはり2楽章はポピュラリティもあり,全楽章の中では弾きやすいようだ。
取り組んで,3ヶ月にもなると,うまく弾けるかどうかは別にしてだんだん慣れてくる。
弾けない問題点が沈殿して明らかになってくる。早い時点で問題点が明らかになればいいのだが,まあ仕方がない。

弾く時間が少ないと言うのもプラスに考えれば,
・爪の摩耗がない
・記憶が定着される時間が与えられる

と良いことだらけ。だがもちろん,記憶が定着されるには,定着されるべきインプットがいる。
そのためには,楽器を持てるときに,課題を明確にしておき,それに関するイメージトレーニングに心がけないといけない。例えば,2楽章おわりの山場のラスゲアード。ジョンがやっているように,pを6弦において消音してのかき鳴らし,フラメンコ・ギターでいうところの”セコ”を用いないといけない。これはイメージトレーニングに最適である。実際に何度も練習すると,爪が摩滅してしまう。

若い時は,譜読みしてうまく弾けないと,あきらめたものだが,老人力(~力の元祖)がついてきたのか,あせらず取り組める。たまたまつけたTVで,脳卒中で倒れた後回復した脳科学者,ジル・テーラー博士のインタビュー番組をやっていた。左脳の一部が破壊されたにもかかわらず,その後8年にわたるリハビリで,むしろ病気前と異なる能力を身につけた。楽器演奏も脳科学との関連は十二分にある。この辺は全く知らないので,今後の考究テーマである。
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